Dyson V8 Slim(SV10K)・V12 Detect Slim(SV20/SV30/SV46)・V15 Detect(SV22)の吸引力が落ちた・空気が漏れる時に確認したいこと──蛇腹ホースの交換方法
ヘッドのつなぎ目あたりから、シューッと空気が漏れているような音がする。以前より吸引力が落ちた気がする。そんなご相談を、V8 Slim(SV10K)・V12 Detect Slim(SV20/SV30/SV46)・V15 Detect(SV22)をお使いの方からよくいただきます。
買い替えを考える前に、まずひとつだけ見ていただきたい場所があります。ヘッドと本体をつなぐ「蛇腹ホース(ジャバラホース)」です。
まず、ご安心ください
私はMAKO。和室のちいさな工房で、Dysonを一台ずつ手しごとで直しています。この蛇腹ホースは、ヘッドを動かすたびに曲げ伸ばしされる部品なので、年数がたつと素材が硬くなったり、ひび割れたりして、そこから空気が漏れてしまうことがあります。
吸引力そのものが弱くなったわけではなく、「漏れて逃げている」だけ、というケースが実はとても多いです。交換は工具さえあればご自宅でできますので、順番に見ていきましょう。
原因として多いもの
- 蛇腹ホースのひび割れ・硬化による空気漏れ(いちばん多いケースです)
- ホース内側にホコリが溜まり、通り道が狭くなっている場合
- 接続部のパッキンやコネクタの摩耗
自分でできる診断
順番に確認してみてください。
- 電源を切り、バッテリー(充電器)を外します
- ヘッドと本体をつなぐ蛇腹部分を、指で軽く曲げてみます。表面に細かい線状のひび割れや、素材が白っぽく硬化している部分が見えたら、交換のサインです
- 運転中にヘッドの付け根あたりに手をかざし、シューッという空気の漏れる感触がないか確認します
- クリアビンやフィルターに問題がないのに吸引力が弱い場合も、ホースの空気漏れが疑われます
直し方(写真つき)
今回はV8 Slim(SV10K)のソフトローラーヘッドで交換していきます。V12 Detect Slim(SV20/SV30/SV46)・V15 Detect(SV22)も同じ構造です。用意する工具は、T6ドライバー・T8ドライバー・先の細いマイナスドライバーの3本と、交換用の蛇腹ホースです。

① 道具を準備します。T6・T8ドライバー、先の細いドライバー、交換用の蛇腹ホース
まず、先の細いマイナスドライバーで、赤いパーツ(ソフトローラーの接続部)を外します。爪でロックされているので、押しながら外す感覚です。力を入れすぎないよう、ゆっくり進めてください。

② マイナスドライバーで赤い部分を外します
続いて、上部のT8ネジ3本を外すと蛇腹ホースが見えます。サイドのエンドキャップ、T8ネジ4本、T6ネジ(とても小さいので紛失に注意)を順に外していくと、ヘッド本体と接続部が分解できます。左側のカバーには配線が通っていますので、引っ張りすぎないよう気をつけてください。

③ ネジを外して古い蛇腹ホースを取り外します
古いホースを引き抜いたら、新しい蛇腹ホースを取り付けます。新しいホースは古いものより1cmほど長めですが、柔らかい素材なので取り付けに問題はありません。切れ込みの向きを合わせてはめ込み、T6ネジで固定します。このネジは小さく締めづらいので、焦らずゆっくり進めるのがコツです。

④ 新しい蛇腹ホースをヘッド本体に取り付けます
あとは外した順とは逆に、左カバー(配線を挟み込まないよう注意)→本体裏返してT8ネジ2箇所→右カバー→ソフトローラーとエンドキャップ→T8ネジ3箇所の順で組み戻し、最後に赤いパーツを元に戻せば完成です。

⑤ 組み戻して完成です
動画では、細かいネジの位置や配線の取り回しも含めて、実際の手元をゆっくりお見せしています。写真だけでは分かりにくいところは、あわせてご確認ください。
必要な部品
フリマでも同等品をお取り扱いしています。プロフィールからご確認ください。
それでも直らないときは
蛇腹ホースを交換しても空気漏れが続く場合は、本体側の接続部やパッキンの劣化、フィルターの目詰まり、バッテリーの寿命など、別の原因が隠れている可能性があります。
無理に分解を進めると、元に戻せなくなってしまうこともあります。「ここから先はちょっと不安だな」と感じたら、そこで手を止めるのも大切な判断だと思います。
捨てる前に、いちど診せてください。和室のちいさな工房で、一台ずつ拝見しています。
⚠️ 分解・修理は自己責任でお願いします。作業の前に必ず電源を切り、バッテリー(充電器)を外してください。(当サイトはDyson公式とは関係のない、独立した修理工房です)
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